ウクライナでの露特別軍事作戦

ロシアは食料供給を継続、食料危機を「兵器」利用していない=露外務省

ロシアは貿易上の義務、さらには発展途上国に対する人道支援上の食糧供給を継続しており、食料危機を「兵器」として利用していない。ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官がリアノーボスチ通信の取材に応じた中で発言した。
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5月18日にはニューヨークで国連のWFP(世界食糧プログラム)が食料安全保障会議を開催した。この会議でWFPのデイビッド・ビーズリー事務局長はロシアが「兵器として食料危機を使用している」と発言した。これについてザハロワ報道官は敢然と抗議した。
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ザハロワ報道官によると、ロシアは貿易上の義務、及び発展途上国に対する二国間、あるいは多国間の枠組みを通して人道支援を行っており、その中にはWFPも含まれているという。ロシアは食料市場が安定して機能することに関心を持っていると発言した。
ロシアはウクライナ産穀物の輸出を妨害しておらず、ロジスティック上の問題はウクライナ側の責任で発生したと説明、港に機雷を設置したウクライナ軍の行為を非難した。
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先に米紙ウォールストリート・ジャーナルが外交官の消息らによる証言をもとに報じたところによると、国連事務総長はロシア側に対し、ウクライナの港から穀物を輸出させる許可と引き換えに、ロシアとベラルーシの肥料に発動されている制裁緩和に向けて努力することを約束したという。
一方、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官はウクライナの港に機雷が設置されていることから、船舶の運航は危険であると表明していた。また、プーチン大統領はグテーレス事務総長との会談で、ロシアの穀物、及び肥料に発動されている制裁は世界の食糧安全保障にとって大きな脅威となると指摘していた。
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