ザス氏は22日、ベラルーシのテレビ局「ベラルーシ1」へのインタビューで、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟計画について、このようにコメントした。
「この状況でパワーポテンシャルを強化する必要はあるだろうか?我々には、この状況下(NATOに新たな国が加盟した時)で、実際に顕在化しうる脅威に対応するための十分な戦力と手段がある。この問題(CSTOの増強)は、今のところ議題にはなっていない」
ザス氏は「事態は非常に深刻で、世界は嵐に包まれている。もちろん、この拡大は緊張を高め、地域のさらなる軍事化に向けた前提条件であると認識している。これはNATO加盟国を含む安全保障の強化には役立たない」と指摘した。
一方、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟を受けたロシアの安全保障に関して、セルゲイ・ショイグ国防相は、ロシア国境での軍事的脅威の増加という特徴を示しているとした。また、ロシア国境付近でのNATOの増強に対して、ロシアは「相応の対抗措置」を講じると表明した。
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