NHKの報道によると、休場明けの照ノ富士は8日目までに3敗するなど苦しい戦いが続いたが、その後は7連勝し12勝3敗の成績で3場所ぶり7度目の幕内最高優勝を果たした。
「春場所の休場もあり、初場所も優勝できていなかったので、『今場所こそ』という思いはあった。優勝しなくてはいけない立場でやっているから、成し遂げたという面ではほっとしている」
一方、今場所は3大関の成績不振に終わった。東京スポーツによると、御嶽海(出羽海部屋)、正代(時津風部屋)は負け越し、貴景勝(常盤山部屋)は8勝7敗となり、伊勢ヶ浜審判部長(元横綱旭富士)も「本人たちが恥ずかしいのでは」と苦言を呈した。
これについて照ノ富士は「いいときも悪いときもありますし。だからといって、いいときに褒めて悪いときに叩いちゃうのはよくはないと思うので。悪いときでこそ応援してくれるのがファンであって。誰でもそういう時期はあると思う」と持論を展開し、3大関を擁護した。
照ノ富士はモンゴル出身の30歳。2021年8月に日本国籍を取得。同年9月場所には横綱に昇進し、 通算で幕内最高優勝7回、十両優勝2回、幕下優勝1回の戦績を誇る。
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