会合の冒頭、岸田首相はこのように述べた。
「2021年9月の会合以降、我々が重視する法の支配に基づく国際秩序を根底から揺るがす事態が起きた。ロシアによるウクライナへの攻撃は国連憲章でもうたわれている諸原則への真っ向からの挑戦である。インド太平洋地域で同じようなことを起こしてはいけない」
また、岸田首相は次のように語った。
「こうした厳しい情勢の中だからこそ、国際社会に対し、我々が4カ国の連帯と『自由で開かれたインド太平洋』という共通のビジョンを示す意義は極めて大きい。地域諸国とともに歩むことなしに、日米豪印協力の成功はあり得ない。本会合では、幅広い分野の実践的協力の具体的進展を確認するとともに、地域の気候変動対策支援、海洋状況把握、人道支援、災害救援といった新たな分野での協力についても議論したい」
首相官邸で行われている会合には、日本の岸田首相、米国のバイデン大統領、オーストラリアのアルバニージー首相、インドのモディ首相が参加している。
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