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チンパンジーの会話から約400の音列 人類研究者らが発見

ドイツのマックス・プランク進化人類学研究所が、チンパンジーの会話を5000件録音して研究したところ、約400の音列体系を発見した。この研究をまとめた論文が、学術誌「コミュニケーションズ・バイオロジー」に掲載されている。
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同研究所の人類学者らは、コートジボワールのタイ国立公園に生息する46頭の成体のチンパンジーを対象に、合計で約900時間に及ぶチンパンジーの会話を5000件録音した。研究者らによると、チンパンジーのコミュニケーションは、これまで考えられていたよりもはるかに複雑であり、単独の音声と、その音声を組み合わせてより長い音列を作っていることが分かったという。
研究をすすめたところ、うなり声、鳴き声など合計12種類の発声方法の他、390個の音列体系が確認されたという。
チェコの動物園でチンパンジーたちがビデオ通話
研究者らは、確認された音列がどのような意味を示すのか、今後さらなる研究が必要だと指摘している。
スプートニクは以前、チンパンジーは外部からの脅威に直面した場合、人間のように結束し、一丸となって行動することが日本の研究で明らかになったと報じた。
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