同紙によると、150キロ離れているチェコの2つの動物園は、コロナの影響でコミュニケーションが不足しているチンパンジーたちのために、チンパンジー同士のビデオ通話を組織した。
この2つの動物園では、チンパンジーが飼育されている囲いの中に巨大なスクリーンが設置され、相手側の様子が中継されている。
チンパンジーたちは、この人間からの気前の良い贈り物が何なのかすぐには理解できず、初めは警戒しながらスクリーンに近づいたり、防御または威嚇するようなしぐさを見せていたが、恐れはすぐに好奇心に変わった。チンパンジーたちは、スクリーンに映し出された別の動物園のチンパンジーたちの行動に高い関心を示し始めたという。
ガーディアンによると、ビデオ通話のおかげで別の動物園のチンパンジーたちとの社会的コミュニケーションを得たチンパンジーたちはすぐに元気になり、互いにリモートで作用しながらスクリーンから離れようとしない。特にメスの若いチンパンジーがビデオ通話に激しく反応しているという。
ガーディアンの記事では、チンパンジーたちの行動は人間の行動と非常に似ていると指摘されている。緊張状態に置かれるとチンパンジーも立ち上がり、起こっていることに激しく反応する。なお、チンパンジーたちはスクリーンを見始める前にクルミを集め、そのクルミを噛みながらスクリーンを見ているという。
先に「スプートニク」は、死んだオオカミの檻に犬を入れて展示していた中国のある動物園について報じた。動物園のスタッフによると、オオカミが老齢で死んだため、檻を空にしないためにロットワイラーという犬種の犬を一時的に入れたという。
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