「本日、私は、ウクライナ軍にタイムリー、かつ不可欠な支援の提供を目的とした、重要な新安全保障支援を発表する。議会で超党派の圧倒的な支持で承認されたウクライナへの追加的な財政支援により、米国は引き続き多くの武器をウクライナに提供することができる」
バイデン大統領によると、この軍事支援には「(MLRS)高機動ロケット砲システムHIMARSとその弾薬をはじめとする新しいポテンシャルと先進的な武器」が含まれている。
ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ公式報道官は、西側がウクライナに武器を送り込むことは、ロシアとウクライナの交渉の成功に寄与せず、悪影響をもたらすと指摘した。
2月24日の露軍のドンバスにおける特殊軍事作戦の開始以降、米国やNATO加盟諸国はウクライナへの兵器供給を続けている。露政府は西側諸国の軍事支援は紛争を長期化するだけだとしており、兵器の運搬手段も攻撃対象になるとしている。
バイデン米大統領は5月21日、ウクライナへの軍事、経済、人道支援に関する法律に署名。この法案には、さまざまなウクライナ情勢に関する支出が含まれている。米上院はバイデン大統領が求めていた330億ドル(約4兆2000億円相当)の支援額を400億ドル(約5兆1000億円相当)にまで増額していた。
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