「実務的、平等、相互に有益な対日本協力の空間は確保してある。そのための大きなポテンシャルがある。日本の安定したエネルギー資源確保におけるロシアの大きな役割を思い出すだけで十分だろう」
「両国関係がこの先どこに向かうのか、退化の方向か、修正の方向かは、今は日本政府次第だ」
ガルージン大使によると、日本が西側の「近視眼的で破壊的な」ロシア抑止路線に加わったことは、近年のプーチン大統領と安倍首相(当時)の合意実施をもとにした協力発展の努力を「事実上、無効にした」という。
一方で大使は、日本社会にはロシアに好意的な人も少なくないと指摘。
「 彼らには日本政府の露日分断路線の過ちが見えており、彼らは米国の命令に闇雲に従うのではなく、日本の利益を基本とした独自の国益を指針としたいと考えている。両国国民の幸福のため、建設的で創造的な協力を目指した、ロシアに友好的な市民や団体とともに、取組みを続けていきたい」
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