ロシアと日本、協力の余地はあるが、すべて日本次第=駐日ロシア大使

ロシアと日本は互恵的協力を発展させる可能性をもっている。しかし両国関係の未来は日本の立場次第であり、日本は米国の反ロシア路線に従っている。ミハイル・ガルージン駐日ロシア連邦大使が9日、「ロシアの日」記念レセプションで見解を示した。
この記事をSputnikで読む

「実務的、平等、相互に有益な対日本協力の空間は確保してある。そのための大きなポテンシャルがある。日本の安定したエネルギー資源確保におけるロシアの大きな役割を思い出すだけで十分だろう」

「両国関係がこの先どこに向かうのか、退化の方向か、修正の方向かは、今は日本政府次第だ」

ガルージン大使によると、日本が西側の「近視眼的で破壊的な」ロシア抑止路線に加わったことは、近年のプーチン大統領と安倍首相(当時)の合意実施をもとにした協力発展の努力を「事実上、無効にした」という。
露日関係、日本の現政権のせいで悲惨=ロシア外務省報道官
一方で大使は、日本社会にはロシアに好意的な人も少なくないと指摘。

「 彼らには日本政府の露日分断路線の過ちが見えており、彼らは米国の命令に闇雲に従うのではなく、日本の利益を基本とした独自の国益を指針としたいと考えている。両国国民の幸福のため、建設的で創造的な協力を目指した、ロシアに友好的な市民や団体とともに、取組みを続けていきたい」

関連ニュース
ロシア駐日大使 広島の平和記念式典にロシア代表を招待しないのは「恥ずべき措置」
松野官房長官「ロシアの一方的な履行停止は遺憾」 南クリルの露日漁業協力停止
コメント