飛行計画モードを備えた極超音速兵器は、水上を跳ねる石のように、大気圏に突入・離脱し、また、音速の5倍のスピードで移動する。そのため、今日の防空技術では、こうした兵器を迎撃することは事実上不可能といえる。しかし、開発に関わった研究者によれば、いかなるミサイルも、どんな高速であっても、一定の物理的法則に支配されるという。そのため、どんな砲弾に関しても、その飛行ルートの分析が可能であり、その構造や能力、目標について把握することができる。
報道によると、中国の研究者らが開発したAIシステムは、音速の12倍のスピードで飛行する極超音速兵器に効果的に対応することが可能だという。
さらに、研究者らのレポートによれば、彼らは独自のアルゴリズムの開発に成功しており、このアルゴリズムは探知したシグナルから障害物の排除を行うことが可能だという。
今日、近代戦とミサイル防衛のスピードとテンポは新しいレベルに達しており、AIのミサイル防衛への応用は、中国だけが取り組んでいるわけではない。各国の極超音速兵器の実験は、新たな軍拡競争として世界の脅威となっている。
関連ニュース