トップメディアの失態についてはじめに指摘したのはニューヨーク・タイムズ紙だった。ニューヨーク・タイムズ紙によると、ジャーナリストのガブリエラ・ミランダ氏の記事のいくつかの部分の信ぴょう性について問い合わせがあった後、USA Today 紙の編集部で内部調査が始まったとされる。
同日、同紙は引用部に多くの改ざんがあるのを確認し、23の資料の撤回を通知した。
USA Today 紙は声明で、「調査により、一部の人たちの引用が、示された組織と関係がなく、捏造された可能性があることが判明した。引用された他の人物の存在を独自に検証することはできない。いくつかの記事には、他人のものとされる引用が含まれていた」と述べている。
撤回された23の記事のうち、1つはウクライナ問題に関するものだった。ワシントン・ポスト紙によると、「逃げずに戦うことを選んだ女性たち」についての記事だったという。
なお、同記者はUSA Today 紙を退職しており、4月17日付けの記事が最後の記事となった。
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