与野党9党が党首討論 原子力潜水艦保有について3党が賛成 首相は慎重姿勢

参院選(22日公示、7月19日投開票)を前に、与野党9党の党首は19日、フジテレビの番組内で討論会に臨んだ。安全保障政策を巡り、国民民主党の玉木雄一郎代表、日本維新の会の松井一郎代表などが原子力潜水艦の保有に賛成した。日本の各メディアが報じている。
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日刊スポーツの記事によると、防衛力強化を目的とした原子力潜水艦の保有に賛成したのは、9党のうち国民民主党、日本維新の会、NHK党の3党。
国民民主党の玉木代表は、原子力潜水艦の保有を慎重に検討する必要があるとし、「最新の状況に合わせた新しい技術の導入を検討すべきだ」と訴えた。
自民党はエネルギー問題の打開策を模索か
また、日本維新の会の松井代表は「日本で原子力潜水艦を作るというよりも、日米同盟の中でシェアしていけばいいと思う」と指摘した。
一方、共同通信によると、岸田文雄首相(自民党総裁)は「いきなり原子力潜水艦にいくのはどうか」と懸念を示した。保有が困難な理由として、原子力基本法で原子力の平和利用が定められている点や、莫大なコストがかかること、開発までに多くの人員が必要となることを挙げた。
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