同社が開発を目指すのは、水素エンジン式の航空機に用いられる燃料器や液化水素の貯蔵タンク。研究開発費は約180億円を予定している。川崎重工はこれまで、化石燃料で動く現行型の旅客機向けの部品を製造してきた。その一方で、液化水素の貯蔵技術の開発を続けており、日刊工業新聞は4月、欧州のエアバスと川崎重工が、航空機への水素利用に向けて連携すると報じた。エアバスは2035年までに水素燃料の航空機の実用化を目指している。関連ニュース