プーチン大統領は、西側諸国は、紙幣の増刷をはじめとする無責任なマクロ経済政策を行っており、すべてがビジネスに損失を与え、人々に悪影響をもたらしていると指摘した。
同大統領は、西側諸国は政治的な動機から制裁を課し続けており、政敵に圧力をかけるメカニズムを強化し、サプライチェーンを破壊していると強調した。
プーチン大統領は、「これはすべて常識と基本的な経済論理に反しており、世界規模でビジネスにおける利益を損ない、本質的にすべての国の人々の幸福に悪影響を及ぼしている」と語った。
「結果として、世界経済の問題は慢性化し、事業活動の低下や失業率の上昇、原材料や部品の不足が見うけられ、そして世界の食料安全保障の確立がいっそう困難となっている。農作物やその他の基礎的な農産物の価格も高騰している」
さらに、プーチン大統領は、BRICSのパートナーと協力して、国際決済のための信頼できる代替メカニズムを開発していると述べた。 また同大統領は、BRICS諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の通貨バスケット制をベースに国際準備通貨を作成するという問題が研究されていると明かした。