プーチン大統領参加の場合のG20ボイコット、「支持しない」=欧州委員長

欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がG20(主要国首脳会議)サミットに参加する場合、ボイコットするという考えは支持しないと表明した。
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フォン・デア・ライエン委員長は、G7サミットの傍ら、独ZDFテレビのインタビューに対し、「G20が麻痺してしまわないか慎重に検討するべき。そのため、私はボイコットについて支持しない」と述べた。
加えて、フォン・デア・ライエン委員長は、G20という形式は先進国だけでなく、発展途上国にとってもとても重要だとした。
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先に、米国およびその同盟国は、ウクライナ情勢を理由に、2022年G20サミットの議長国であるインドネシアに対し、11月にバリ島で開催されるG20サミットにロシアが出席できないよう圧力をかけようと試みた。しかし、インドネシア政府は、ロシアへの招待状は送付され、撤回できないとし、G20サミットは経済問題を検討するものであり、政治がその議題に影響を与えることはないと反論した。同時に、インドネシア政府は、米国とおよびその同盟国の提案により、ウクライナをサミットに招待した
ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、G20サミットが近づくにつれ、ロシアは参加形式を決定するとし、いずれにせよ、プーチン大統領にはサミットに招待されており、ロシアはその枠組みの中で取り組み続けていくと表明した。
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