「今日の欧州の悲惨な状況の主犯は米国をおいて他にはいない。米国はロシアの安全保障の関心を一貫して無視し続け、『東方拡大』により不和、意見相違、対立と紛争の種を撒いてきた」
キム研究員は、米国は今後、アジア太平洋地域でも憎しみを撒こうとしていると指摘している。
「NATO首脳会談で採択予定の新戦略構想には、中国への対抗が含まれている。米国と韓国はますます、朝鮮半島およびその周辺地域において我々への敵対行動を隠そうとしない。これらはすべて、北大西洋の暗い波が遅かれ早かれ太平洋の静けさを襲うという不吉な兆候である」
その際、NATO諸国は、同機構が敵とみなすアジア太平洋地域諸国は「他国に劣らない意志と防衛力をもっており」「NATOは大惨事を免れることはできない」とまとめた。
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