「アジア太平洋地域は大西洋ではない」 北朝鮮、NATO同地域拡大に警告

NATOは東欧の被害に責任を負い、今度はアジア太平洋地域の不安定化を目指している。北朝鮮国際政治研究会のキム研究員が29日、朝鮮中央通信に寄稿した論説の中で考えを示した。
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「今日の欧州の悲惨な状況の主犯は米国をおいて他にはいない。米国はロシアの安全保障の関心を一貫して無視し続け、『東方拡大』により不和、意見相違、対立と紛争の種を撒いてきた」

キム研究員は、米国は今後、アジア太平洋地域でも憎しみを撒こうとしていると指摘している。

「NATO首脳会談で採択予定の新戦略構想には、中国への対抗が含まれている。米国と韓国はますます、朝鮮半島およびその周辺地域において我々への敵対行動を隠そうとしない。これらはすべて、北大西洋の暗い波が遅かれ早かれ太平洋の静けさを襲うという不吉な兆候である」

キム氏は、このことはすでにAUKUS(豪英米3か国軍事同盟)やクアッド(日米豪印4か国戦略対話)のような「対立同盟」によって証明されている、とした。
日本はNATOとの協力により、よりよい状況になるのか?
その際、NATO諸国は、同機構が敵とみなすアジア太平洋地域諸国は「他国に劣らない意志と防衛力をもっており」「NATOは大惨事を免れることはできない」とまとめた。
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