張軍国連大使は安保理の会合で次のように発言した。
「他のあらゆる平和を愛する国と同様、中国はNATOの戦略上の修正に関心を払っている。いわゆる戦略概念と呼ばれるものの政治的結果に深い懸念を抱いている。NATOの一部加盟国は他の国を脅威として提示している。しかし、実際はNATOこそが世界の各地で問題を引き起こしているのだ」
また、国連大使はアジア太平洋地域におけるNATOのような同盟関係構築に激しく抗議した。国連大使は発言の中で、「アジア太平洋地域で架空の敵を探してはならない」、「人為的に対立と不和を作り上げてはならない」と呼びかけた。
ウクライナ情勢について言及した中では、新たな冷戦を焚きつけるうえでの材料として危機を使用することをけん制したほか、NATOの東方拡大はこれまで多くの対立を引き起こしただけに過ぎないとして、そのオープンドア政策を批判した。
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