デイビス氏によれば、どの国がNATOに受け入れられるかにかかわらず、その拡大の決定は不合理だという。
「フィンランドとスウェーデンを軍事ブロックに加えることは、これら2つの国を脆弱にさせることから、最も不合理なことだと言える」
同氏の記述によると、ロシアはスウェーデンとフィンランドにとって本当の脅威とはならず、そして、ロシア政府は「彼らの領土の占領には少しも関心がない」という。
同氏は、両国政府は、NATO加盟後に中立的な地位を失い、武力紛争の際に無関係ではいられなくなるが、それは、北大西洋条約の第5条では、1同盟国に対する攻撃が、すべての加盟国への攻撃とみなされるためだと指摘する。
デイビス氏によれば、NATO加盟国の数を30から32に増やすことは、「同盟全体の軍事紛争のリスクを高めるだけだ」という。
通信社「スプートニク」は以前、スウェーデンはNATOへの加盟申請が承認された場合、自国領土への核兵器と軍事基地の配備に反対すると表明したことを報じている。
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