産経新聞によると、今回北海道と東北沖を往復したのは、中国海軍の東調(ドンディアオ)級の情報収集艦。6月13日に対馬海峡を東に向けて通過し、16日には日本海から津軽海峡を太平洋側に向けて抜けた。その後、東北沖方面に南下した後、反転し北海道南部沖を航行。その後はまた伊豆諸島周辺まで南下したという。
これとは別に、ロシア海軍のバルザム級情報収集艦1隻も、5~6月にかけて同様の動きをみせており、日本の防衛省は警戒を強めているという。岸防衛大臣は「短期間に同様の航路で日本を周回する形で航行するのは、両国の軍事プレゼンスの誇示だ。懸念を持って注視する」と述べ、警戒と監視を強めていく姿勢を示している。
関連ニュース