これは、競技大会が開催されない期間でさえも、ワリエワの検査を繰り返し行うことにISUが関心を持っていることを物語っている。
TPアスリートは、「居場所情報」を提出しなければならないが、ドーピング・コントロールに対応するためにその場所にいる義務はない。居場所情報は、アスリートがどこにいるかを把握するために必要なだけであり、ドーピング・コントロールの担当者がその住所の場所に到着したときにアスリートがいなくても、深刻な影響はない。
一方、ワリエワが登録変更されたRTPアスリートは、必ず検査に対応できる60分の時間枠を毎日指定し、その時間帯にそこにいることを保証する居場所情報の提出が義務付けられている。
アスリートが特定した60分の時間枠おいてその場所で検査に対応できなかった場合、検査未了となる。12ヶ月の間に3回義務違反が累積した場合、最大2年間の資格停止が課されるドーピング防止規則違反となる可能性がある。
ロシアのプーチン大統領は先に、ワリエワはフィギュアスケートを本物の芸術の域に引き上げたが、こうしたことは何らかの「手段」によって達成できるものではないと述べた。
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