大阪ガス、米LNG基地火災で操業停止 追加費用330億円超か

大阪ガスは4日、液化天然ガス(LNG)の調達先の米テキサス州のLNG基地で6月に火災が発生し、操業が停止していると明らかにした。代替調達などで生じる追加のコストは330億円以上にのぼるとみられている。日本の各メディアが伝えている。
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NHKなどによると、大ガスグループが出資する米テキサス州のLNG基地「フリーポート」で、6月8日に火災が発生。部分的な操業再開が10月、完全復旧は12月と当初の見込みより遅れることになったとしている。
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このLNG基地は大ガスのLNG取扱量の約2割にあたる年間232万トンを賄っている。大ガスは「現時点で国内のガスの安定供給に支障はない」としているものの、代替調達に必要な費用は330億円以上になるとみられるという。業績への影響は算定中としている。
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