西側を頼れるのか? アジア諸国は欧米パートナーへの信頼に疑問=FT

英国のフィナンシャル・タイムズ紙は7日、アジア諸国は、西側との相関関係における政治的リスクの増大を背景に、欧米パートナーへの信頼に疑問を感じ始めていると報じた。
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報道によると、西側諸国における現在の社会的および政治的、経済的混乱のレベルは、アジア太平洋地域における戦略的目標の実現の可能性だけでなく、アジアのパートナーの信頼を損なうものとなっているという。
英国王立国際問題研究所・アジア太平洋地域研究プログラムのベン・ブランド所長は、「以前は西側をパートナーと見なしていたアジアの多くの国は、その信頼と資源配分の準備、そして世界における確固たる政治的影響力の存在に疑問を呈し始めている」と指摘した。同氏によると、東方の多くの主要な政治家らは、「彼ら自身が一連の深刻な内部危機を経験しているという状況の中で、英国や欧州連合(EU)、米国を信頼することができるのか」という問題で、確信を得ていないという。
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フィナンシャル・タイムズ紙は、西側諸国の状況は、「不安定で予測不可能に見える」と報じている。
同紙は、特にアジア諸国は英国のボリス・ジョンソン首相の「混沌とした政策」、EUの摩擦、そして米国第45代ドナルド・トランプ大統領の政権復帰の見通しに対して懸念を抱いていると指摘している。
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