露サッカー選手の排除問題の審理始まる、スポーツ仲裁裁判所

ロシアのサッカーチームが国際大会への参加を禁じられたのは不当だとして、露サッカー連盟が国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)を相手取り、出場禁止の解除を訴えた訴訟で、スポーツ仲裁裁判所(CAS、本部、スイス・ローザンヌ)が5日、審理を開始した。初日の審理はオンライン形式で、6時間に及んだ。
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2月末以降、ウクライナ情勢を理由にFIFAやUEFAはロシアチームの参加資格を剥奪。これに対し、露サッカー連盟は3月7日、出場停止を解除するようCASに提訴していた。
ロシアのスポーツ選手の除外を巡っては、露フィギュアスケート連盟や露馬術連盟も選手の参加資格剥奪の無効を求めCASに訴えを起こしている。
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これに先立ち露五輪委員会は4日、ロシア選手のスポーツ界からの排除に抗議する声明を発表。「スポーツ はいかなる状況においても政治の外にあるべきで、地政学的利益の為に選手を人質として利用してはならない。IOC などの国際スポーツ機関に公平に選手の権利を守るように求める」としている。
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