レイン・ポールセンFAO本部緊急支援・レジリエンス部長は、「ウクライナの農家が食料生産を継続し、安全に貯蔵し、代替市場にアクセスして農産物を販売できるようにすることで、ウクライナ国内の食料安全保障を強化することになる。同時に、ウクライナの農家への支援は、輸入に依存する国々において、穀物を適切な価格で安定して十分に供給するためにも欠かせない」としている。
ウクライナは年間4500万トンを超える穀物を国際市場に輸出している世界屈指の農業輸出大国である。2月以降のドンバス地域における紛争に関連し、約1800トンの穀物が輸出できないまま滞留しているとされている。
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