ザイツェフ氏は、スウェーデンとフィンランドのNATO加盟議定書への署名について、「これは欧州における政治的および軍事的緊張のエスカレーションにおけるさらなる一歩」であり、両国は「北大西洋ブロックへの加盟が北極圏とバルト海の状況を悪化させることを理解する必要がある」と強調した。ザイツェフ氏は、この場合、「世界の同地域で現在非常に強く求められている平和的な協力の機会が大幅に狭められるだろう」と述べた。
ザイツェフ氏はまた「その声は常に注目され、冷戦後の軍事安全保障の最も重要な要素の形成に意義のある貢献をしてきた2つの独立国家が、NATOの前線付近の地を分かち合って運命を共にすることに同意し、事実上、よその誰かの対ロシア地政学的ゲームに引き入れられることをゆるしたのは悲しいことだ」と述べた。
ロシアはこれまで何度となく、NATOは対立を目的としており、同機構のさらなる拡大により欧州にこれ以上の安全がもたらされることはないと指摘してきた。
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