氷河の崩落は3日、東アルプス山脈の一部、ドロミティ山地の最高峰マルモラーダ山(標高約3300メートル)で発生。前日、氷河の頂上は最高気温となる10度を記録していた。氷河の崩壊により雪、岩、氷の雪崩が発生し、登山中の観光客数組が巻き込まれた。
フガッティ大統領によると、ドローンを使用した捜索活動が行われ、新たに2名の遺体が確認された。これで死者数は9人に拡大した。現場では依然として2人の行方が分かっていない。
現場では気温の上昇により、氷河が溶けて、埋もれていた遺体の捜索が可能になりつつあるという。
事故当時、氷河は時速300キロのスピードで500メートルにわたって滑落した。滑落した氷河はサッカーコート2面分とのこと。遺体は損壊が激しく、9名のうち5名は遺族による身元確認が困難な状態だという。
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