安倍晋三元首相襲撃事件

日本 奈良県警本部長「警備に問題があったことは否定できない」 安倍元首相襲撃事件

日本の奈良県で演説中の安倍晋三元首相が銃撃されて死亡した事件を受け、奈良県警の鬼塚友章本部長は9日の記者会見で、警備に問題があったことは否定できないとの考えを示した。NHKが報じている。
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記者会見で鬼塚本部長は「このような重大な結果が出たことを踏まえ、今回の安倍元総理大臣の警護、警備に関する問題があったことは否定できないと考えており、早急にその問題点を把握し、適切な対策を講じて参る」と述べ、謝罪した。
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鬼塚氏はさらに、「態勢なのか、配置なのか、警備員の個々の能力なのか、どうたったかについてはさまざまな問題点について早急に検討、見直しを行う」と述べた。
また警護計画書は当日に目を通して承認したと明らかにした。
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鬼塚氏は、今回の事件に県警本部長として責任を痛感しており、真相解明に向けて捜査を指揮し、警備上の問題を洗い出し、必要な措置に対応していくことが自らの責任だと考えていると述べた。
8日午前11時半ごろ、奈良県奈良市の近鉄大和西大寺駅近くで演説中の安倍元首相が男に銃に撃たれて死亡した。朝日新聞によると、警備は奈良県警が警備部参事官をトップとする態勢で対応し、県警の警察官と警視庁から派遣された警護員(SP)が現場にいたという。
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