NASAによると、現在望遠鏡で観測可能な初期の宇宙はビックバンから約3億3000万年後までだという。宇宙の膨張により、最も遠い天体からの光は紫外線から赤外線へと変化するが、赤外線観測用のジェイムス・ウェッブ望遠鏡だとより遠い宇宙を詳細にとらえることができるという。
同望遠鏡は今回、32時間にわたって72回の露出を行い、「最も深い宇宙」を撮影することができたという。NASAによると、11日にその画像を公開する。遠くにある非常に暗い天体を最適条件で撮影したわけではなかったが、それでも望遠鏡はそういった天体をとらえたという。ジェイムス・ウェッブ望遠鏡は、現在時点で最も遠い天体を撮影することができた。
スプートニクは以前、ハッブル宇宙望遠鏡が地球から最も遠く、観測可能な星であるエレンデルの光を検出したと報じた。
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