発見されたのは上顎の化石。研究者らは、この化石が、ヨーロッパに最初に移住した人類のグループの1人のものであるとみており、その骨は、数千年にわたる人間の顔の進化を知る手がかりになる可能性があると指摘している。今回発見された化石は、2007年に同じ洞窟で発見された化石より約2メートル下で発見された。そのため、研究者らは今回の化石は2007年のものより約20万年前のものだとみているが、まだこの予測の検証は行っていないという。関連ニュース