調査の過程で、研究者らは、国際宇宙ステーション(ISS)での滞在期間中および前後に、17人の宇宙飛行士の手首と足首のスキャンを行った。入手データを分析した結果、研究者らは、宇宙飛行士らは、地球上では数十年で目減りするであろう骨量を、6カ月間の宇宙滞在で失うということを明らかにした。
また、研究者たちは、骨量が回復するのに数年かかる可能性があることを解明した。この場合、9人の宇宙飛行士の下肢の骨密度は、地球帰還の1年後でも完全には回復しなかった。研究データによると、3年間の火星への宇宙飛行の結果、宇宙飛行士の33%が骨粗鬆症のリスクにさらされることになるという。
通信社スプートニクは以前、ロシアの研究者が、宇宙船の船外にいる宇宙飛行士を自動で救助するロボット複合体を開発したと報じている。
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