英紙「テレグラフ」によれば、「アーラ・フーズ」イギリス支社のアッシュ・アミラマディ代表取締役は、国内の牛乳の製造量は2022年、3%減少したと述べた上で、この値が5%に達すると、英国は乳製品の不足に直面することになるとした。
アミラマディ代表取締役はまた、英国は乳製品不足の「危機にある」との考えを明らかにしている。
「テレグラフ」の記事では、「燃料、飼料、堆肥の高騰で、農家が被害を受け、また同時に労働力不足によって業界全体に損害が出ている」と指摘されている。
「アーラ・フーズ」イギリス支社の代表取締役によれば、堆肥と燃料の入手について、英国の閣僚らと協議を行なっているという。また農家、運転手、工場の熟練労働者が不足しているとして、政府に対し、しかるべき措置を講ずるよう要請した。
これに対し、政府側は乳製品メーカーらに対し、外国からの労働者に期待せず、労働力確保のために長期的な投資を行うよう呼びかけた。
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