安倍晋三元首相襲撃事件

中国が日本に重大な申し入れ 安倍元首相の葬儀への台湾副総裁の出席で

中国外交部の汪文斌報道官は、台湾の頼清徳(ライチントー)副総統が安倍晋三元首相の葬儀に出席するために日本を訪問したことについて、日本に対して重大な申し入れを行ったことを明らかにした。同報道官は、「台湾は中国の一部であり、副総裁というものは存在しない」と語った。
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「中国は、北京と東京の両方で日本側に対し重大な申し入れを行い、この問題に関する私たちの明確な立場を表明した」
汪文斌報道官は、いわゆる台湾独立の支持者は、機会が生じたときに「政治的陰謀に訴え」ようとしていると強調。同報道官によれば、今日の台湾指導部は、実現の見込みのない計画を構想しているという。
この間、中国の習近平国家主席は、多くの世界の指導者と同様、安倍元首相が亡くなったことに対し、岸田文雄首相に弔意を伝えている。
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安倍元首相の親族、関係者による通夜が11日に東京都心にある増上寺で行われた。また、12日には同じく増上寺で、妻の昭恵さんを喪主として葬儀が行われた。また、東京新聞によると、後日、東京と地元の山口県でお別れの会が開催される予定。
安倍晋三元首相は8日午前11時30分ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅前での街頭演説中に銃で撃たれた。警察の発表によれば、安倍元首相は撃たれた直後は意識があったものの、病院へ搬送されている間に心肺停止状態となった。その後、午後5時3分、安倍元首相は搬送先の病院で死亡が確認された
警察は、元海上自衛官の山上徹也容疑者(41)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。山上容疑者は、取り調べに対し安倍元首相が特定の宗教団体と関係があると考えて殺そうと思ったと語っている。
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