米CNNテレビのジャーナリスト、ジェイク・タッパー氏はボルトン氏にインタビューした中で、2021年1月に発生した連邦議事会占拠事件をコメントしつつ 国家転覆の準備には「素晴らしい頭脳を必要としない」と発言した。これに対し、ボルトン氏は次のように反発した。
「ここではなく、世界の別の場所で国家転覆の計画を支援してきたものとして、私は同意しない。これは大変な量の作業を要求するものだ」
ただし、ボルトン元大統領補佐官は、連邦議事会占拠事件はそうした準備の産物ではないと指摘した。ボルトン氏はトランプ氏について、「一方からもう一方へと考えが飛躍し、最終的には議事堂に抗議活動の参加者らを通してしまった、それを自ら要求したことは疑いがない」とコメントした。
トランプ政権時代、ボルトン氏は大統領との間で意見の対立が度々指摘されており、これについてはトランプ氏も公に発言していた。その結果、トランプ氏は退任直前にボルトン氏を解任していた。
それまでボルトン氏は政府の要職を歴任し、米国務省で「タカ派」の筆頭と認識されていた。
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