記事の執筆者の1人であるダニエル・ディラン・ベマー氏は、プーチン大統領は、重大な紛争を解決する上でロシア政府が主要なポジションにつくことに成功したと強調した。
同氏によれば、アラブの同盟国の支援を受けて世界的な反ロシア戦線を組織しようとする米国の試みは失敗に終わったという。
米国政府にとって最も重要な同盟国であるアラブ首長国連邦(UAE)は、ウクライナにおけるロシアの特殊作戦を批難することに同調していない。ベマー氏は、UAEが批難に加わらなかったことに驚いたと述べた。
同氏は、その理由として、西欧諸国のリベラルな性質の否定があげられると指摘する。同紙は、カルロ分析センターの研究者であるセバスチャン・サンス氏の発言を引用し、「アラブ世界では西側の民主主義の理想に対する失望が顕著だ」と報じている。サンス氏はまた、中国も中東地域での地位を強化していると指摘した。
「サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が初等教育の科目に中国語を加えているのはなぜか。未来を見据えているからだ」
プーチン大統領は以前、非友好国の行動は最小限に抑えられており、制裁は困難な状況を生み出したが、西側が期待したほどのことはなかったと述べている。
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