萩生田氏はエネルギー相会合で、豪クリス・ボーウェン・エネルギー相に対し、LNGを増産するよう要請した。この要請は、日本政府がロシアからの天然ガス供給が途絶える可能性を懸念していることによる。その際萩生田氏は、これは重要なことであり、日本のエネルギー安定供給の強化につながると述べた。
豪エネルギー省によると、オーストラリアが日本に供給しているLNGは全体の約40%を占めている。
萩生田氏は会合で、日本は不測の事態に備えて万全の体制をとる必要があると発言した。
これに先立ち、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、プーチン大統領が極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の運営をロシア企業に移す大統領令に署名したことについて、この大統領令によって天然ガスが「直ちに供給停止されることはない」との認識を示した。
オーストラリアで7月12日から13日にかけて、シドニー・エネルギー・フォーラムが開催されている。豪政府と国際エネルギー機関(IEA)の共同主催で行われたこのイベントには、オーストラリア、インド、インドネシア、日本、サモア、米国のエネルギー相をはじめ、経済界の代表やグリーン・テクノロジーの支援・開発を行う大手企業の幹部が出席した。
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