ロシアによるウクライナでの特別作戦の開始以降、2022年2月からロシア産石油製品の中東への輸出量が増加している。エネルギー分野の分析を行う企業「Vortexa」によると、特別作戦前は日量3万バレル未満だった出荷量が6月だけで15万5000バレルに達し、少なくとも2016年以来最大となった。
専門家らは、ロシア産石油製品の中東への輸出量は、6月に記録した日量22万バレルを間もなく上回るだろうと予想している。
ロシアから中東に輸出される石油製品の大部分は、軽油やガソリンなどの留分を留出させた残渣油であり、発電用に使われることが多い。同社によると、ロシアからの輸入製品の中には、ガソリン、ジェット燃料(ケロシン系燃料)、ディーゼル燃料、それ以外の複数の石油製品も含まれているという。
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