米空軍はサウスカリフォルニアの沿岸で恒例のミサイル発射実験を行い、これに成功した。国防総省によると、AGM-183Aミサイルの飛行実験としては12回目、実質的な発射実験としては3回目だという。
今回の実験でAGM-183Aミサイルは極超音速に達し、第一段階と第二段階の課題は達成したとのこと。会社側はブースターの実験を完了し、年末にかけて複合的な実験に移行するという。
ペンタゴンは6月末、AGM-183Aの実験に失敗したことを発表していた。これはバージニア級の潜水艦から発射される弾道ミサイル用の実験で、通常兵器による迅速なグローバル打撃(Conventional Prompt Strike)開発プログラムの一環で実施されていた。
一方、4月と5月には同じくロッキードマーティン社が開発する極超音速ミサイルの発射実験成功について報じられていた。これは極超音速空気吸い込み式兵器コンセプト(HAWC)と空中発射型即応兵器(ARRW)の実験だった。