スリランカ最大の都市コロンボで4月末、政府に対する大規模な抗議デモが始まった。デモ参加者たちは、政府の経済政策がスリランカ史上最悪の経済危機を引き起こしたとして非難している。
ロイター通信は「スリランカのラジャパクサ大統領が、スリランカ議会の議長宛てに辞任を表明する電子メールを送付した」と報じた。
政府関係筋によると、書簡の信憑性の確認が行われている。
シンガポールの外相は先に、ラジャパクサ大統領がシンガポールに到着したことを確認した。ラジャパクサ大統領は私的な訪問で亡命は求めていないという。
7月9日、暴動を伴う大規模な抗議行動がスリランカで新たな勢いで勃発した。参加者らは、ラジャパクサ大統領の辞任と政権交代を要求した。彼らは国家元首とウィクラマシンゲ首相の公邸を占拠した。
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