イタリアのラ・スタンパ紙によると、ドラギ氏は閣僚評議会会議で「今夜、共和国大統領に辞表を提出することを皆さんにお伝えしたい」と述べた。
ドラギ氏は、自分の努力はイタリアの政治勢力の要求を満たすのに十分ではなかったと強調したという。
イタリア議会の上院は同日、ドラギ内閣の信任投票を実施した。連立政権を組む左派政党「五つ星運動」は不信任を支持することを拒否した。投票への参加の事実上の拒否は、連立離脱を意味した。
ドラギ氏は先に、五つ星運動の支持がなければ内閣は機能できないとの考えを示していた。
なお、イタリアのマッタレッラ大統領は、辞任の申し出を受理しなかったという。