スポーツ仲裁裁判所、露サッカーチーム出場禁止の解除求める訴えを棄却

ロシアのサッカーチームが国際大会への参加を禁じられたのは不当だとして、露サッカー連合(RFS)が国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)を相手取り、出場禁止の解除を訴えた訴訟で、スポーツ仲裁裁判所(CAS、本部、スイス・ローザンヌ)は15日、RFSの訴えを退ける決定をした。
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CASのプレスリリースによると、「ロシアとウクライナの紛争のエスカレーションとそれへの世界各国の世論や政府の反応により、予測不能で前例のない状況が醸成され、FIFAやUEFAはこれに呼応しなくてはならなかった」などとして、RFS側の主張を退けた。
露サッカー選手の排除問題の審理始まる、スポーツ仲裁裁判所
RFSは「CASの決定に断固として賛成しない」と声明を発表した。
2月末以降、ウクライナ情勢を理由にFIFAやUEFAはロシアチームの参加資格を剥奪。これに対し、露サッカー連盟は3月7日、出場停止を解除するようCASに提訴していた。
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