鈴木財務大臣は取材の中で、「G7各国等とも連携をして退席はせずにロシアに対して厳しいメッセージを発信するということを選択致しました」と発言したほか、ロシアがG20の建設的な議論を困難にしていると非難した。また鈴木大臣は急速な円安の背景には投機的な動きがあると指摘したほか、為替の急激な変化に連携して対応する必要性を訴えたという。
4月に開催されたG20ではロシアの発言の際にG7各国が退席するなど、参加国の足並みがそろわなかったことから、共同声明の採択には至らなかった。今回、ロシアからは財務官が対面で参加したが、各国とも退席はしなかった。
会議は16日も開かれ、欧米諸国による利上げが世界経済に与える影響や途上国の債務問題などが話し合われる見通し。
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