連立与党の左派「五つ星運動」は6月、ウクライナへの兵器供与の問題で党が分裂。同党に所属していたディ・マイオ外相も離党していた。
ディ・マイオ外相はインタビューで「今、私はウクライナに兵器を送れるか疑いを抱いている」と述べ、政局の混乱で兵器供与が滞るとの見通しを示した。また、「ロシアはまた1つ西側の政府が崩壊して歓喜に沸いているだろう」と述べた。
ドラギ首相は14日、内閣が議会の支持を得ておらず、効果的な政権運営ができないなどとして閣議で辞意を表明。だが、セルジオ・マッタレラ大統領は辞表の受理を拒否し、政治的空白が続いている。20日に予定されている議会演説でドラギ首相は再び辞意を表明するとみられている。
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