西側支配の時代は終わりに近づいている=ブレア元英首相

英国のトニー・ブレア元首相は、西側諸国の政治・経済支配の時代は終焉に近づいており、世界は二極化あるいは多極化の概念に向かって動いているとの考えを示した。
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ブレア氏は毎年恒例のディッチリー財団のイベントで演説し「今世紀の最大の地政学的変化は中国からくる。ロシアからではない。我々は西側諸国の政治・経済支配の終わりに近づいている。世界は少なくとも二極化、あるいは多極化するだろう」と述べた。
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ブレア氏は中国を「世界第二の超大国」と位置付け、習近平国家主席は台湾を中国の管理下に戻す意向を隠していないと語った。また、習近平氏が率いる中国は世界の影響力をめぐり奮闘しており、それを「アグレッシブ」に行っているとの認識を示した。ブレア氏は中国の同盟国となるのはロシアであり、イランもその可能性があると指摘した。
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