トラス外相は、テレビの討論番組に出演した中で、「首相になったらG20サミットでプーチン大統領と会談をするか」と問われ、「わたしは(ロシアの)セルゲイ・ラブロフ外相を説得する用意があった。また直接プーチン大統領と話をし、インド、インドネシアなどの大国が参加する対話に彼を招待する用意がある。つまり、G20サミットに行って、プーチン大統領を対話に引き込む」と答えた。
番組では、出演した他の候補者にも同じ質問が投げかけられたが、この問いに対し、ペニー・モーダント通商政策担当相は「現在の状況下では行わない」と答え、トム・トゥーゲンハット下院外交委員長は「今の段階で対話のテーブルにつくというのは正しいことではない」と述べた。またケミ・バデノック平等担当相は「自分の時間を無駄にしたくない」と述べ、リシ・スナク前財務相は「もしロシアの財務大臣が参加するなら、わたしはG20サミットそのものに参加しない」と答えた。
党首選への候補者による討論会は今回が2回目。リシ・スナク前財務相、リズ・トラス外相、ペニー・モーダント通商政策担当相、トム・トゥーゲンハット下院外交委員長、ケミ・バデノック平等担当相が参加した。
英次期首相となる与党・保守党党首選の第1回投票が13日に行われ、6人の候補者が第2回投票に進んだ。トップに立ったのはスナク前財務相。
関連ニュース