米国では人よりも銃の数の方が多い=米ハリス副大統領

米国のカマラ・ハリス副大統領は、米国では人の数よりも銃の数の方が多いが、それらは主に黒人を脅かしていると述べた。
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ハリス氏は18日、全米黒人地位向上協会(NAACP)の全国大会で「この国で製造される銃の数は、過去20年間で3倍になった。今日、この国には人の数よりも多くの銃がある」と述べた
またハリス氏は、「黒人は米国の人口の13%を占めるが、62%が銃による殺人事件の犠牲者になっている」と銃撃事件の犠牲者の大半を黒人が占めていることを指摘した。
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銃撃事件の統計を集めたサイト「ガン・ヴァイオレンス・アーカイヴ(Gun Violence Archive)」のデータによると、2022年に入ってから、米国で銃撃事件により1万1000人以上が死亡し、約2万1000人が負傷している。
2021年の銃保有者の統計によると、米国では100人あたり120.5丁の銃が存在することが示された。
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5月、テキサス州ユバルディやニューヨーク州バッファローで銃乱射事件が相次いだ。これを受け、バイデン氏は6月下旬、米議会で策定・承認された銃規制をより強化する法案に署名した。この規定は、過去30年間で最も急激な変化とされている。
新たな法律は18歳~21歳の銃購入希望者の審査を厳格化するほか、裁判所が社会にとって危険だと判断した人物によるピストルやライフルの所持を禁止する基準を定めるよう各州に奨励するもの。また、学校の安全や青少年のこころの健康を守るプロジェクトに財源を投入する内容も含まれている。
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