米テキサス州の乱射事件、警察の突入が早ければ犠牲者救えた

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米テキサス州南部のユヴァルディの小学校で発生した銃撃事件の捜査では、21人の犠牲者のほとんどは警察が突入する前に死亡していたが、警察の突入がもっと早ければ救える命があったと結論づけられた。
テキサス州下院で立ち上げられた委員会は、今回の事件では、小学校側の行動にも、また突入を試みるまで73分間も援軍を待ち続けた治安機関側の行動にも多くの過ちや失敗があったとする報告を行った。報告書には、「おそらく、犠牲者の大部分は犯人が発砲した後、即死したと思われる」と指摘されている。
捜査の結果、犯人は18歳の男が3分間にわたって銃を乱射し、警察はその3分後に現場に到着したことがわかっている。一方、委員会は、犠牲者についての状況を調査した結果、銃撃があった時点ではまだ生きていた被害者らが病院に向かう途中で亡くなったことから、警察が73分待機していなかったら、死なずに済んだ可能性があることが分かったとしている。
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一方、学校側に対しては、「扉を施錠する」という規則を遵守しなかったことに責任があるとし、また警察に対しては「殺人行為を止めること」を優先せず、指示する立場に立つべき警官が扉の鍵を探すのに時間をかけたなど、判断を誤ったことに責任があるとした。
報告によれば、現場には376人の警察官が介入した。
5月末に発生したこの銃撃事件では、19人の児童と2人の教員が死亡した。
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