知床観光船沈没、露サハリンで発見された遺体が乗客のDNAと一致

北海道の知床半島沖で観光船が沈没した事故で、6月に露サハリン南部の沿岸で見つかった遺体について、ロシア側がDNA鑑定を行ったところ、行方不明になっている日本人乗客のDNA資料と一致した。一致したのは北海道の男性で、遺体引き渡し後に日本でも身元の特定が進められる。NHKが報じた。
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4月に知床半島の沖合で観光船「KAZU 1」が沈没した事故では14人が死亡し、今も12人の行方が分かっていない。
サハリン南部の沿岸では6月下旬に遺体が見つかっていた。ロシア側がDNA鑑定を行ったところ、行方不明になっている乗客のDNAの資料と一致したとの連絡が外交ルートを通して日本側に入ったという。
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この事故では、南クリル諸島のクナシル島で見つかった2人の遺体についてもロシア当局によるDNA鑑定の結果、行方不明になっている乗客・乗員のDNAの資料と一致していることが明らかになっていた。
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