NATOはウクライナで拡大が止まらなければ、ロシアとの戦争を始めていた=ハメネイ師

ロシアのプーチン大統領は19日、訪問先のイラン・テヘランで同国の最高指導者・ハメネイ師と非公開の会談を行った。ハメネイ師は会談の中で、北大西洋条約機構(NATO)の拡大がウクライナで止まっていなければ、NATOはロシアに戦争を仕掛けただろうと指摘した。イランの「イスラム共和国通信」などが伝えている。
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「イスラム共和国通信」によると、ハメネイ師は次のように述べた。

「もし、NATOへの道が開かれていたら、NATOは境界を見ないだろう。もし、ウクライナで拡大が止まっていなければ、NATOはしばらくしてクリミア半島を理由にロシアとの戦争を始めていたことだろう」

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また、ウシャコフ露大統領補佐官は、一部欧米メディアで憶測が広まっていたイランからロシアへの無人機の提供については、「ハメネイ師との会談でも、ライシ大統領との会談でも全く議題に上がらなかった」と否定した。このほか、プーチン大統領とハメネイ師は2国間関係や世界情勢などについても話し合った。
これに先立ち開かれたイランのライシ大統領との会談では2国間協力の発展やシリア情勢の安定について話し合った。
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