プーチン大統領は、世界人口のいわゆる「黄金の十億」の完全な支配モデルは、不公平で差別的であると主張した。
「なぜ地球の全人口の内のこの黄金の10億が、なぜすべての人を支配し、自らの行動規定を課す必要があるのか。優位性の幻想に基づき、それは人々を1級と2級に区分けし、またそれ故に、その本質において、差別的で新植民地主義的といえる」
フォーラム「新しい時代への強い理念」での発言で、プーチン大統領は、「もちろん、この『黄金の十億』は、偶然に黄金になったわけではない。しかし、それは、なんらかの実現された理念によって、そのような地位を得ただけでなく、大部分は、アジアやアフリカといった他国民を略奪することで、その地位を占めた」と指摘した。
また、プーチン大統領は、今は世界史における新しい時代、新しいステージであり、主権国家だけが成長のダイナミクスを確保し、高水準の暮らしを保障することで他国の模範となることができると指摘した。同大統領は、世界はもはや後戻りできない「壮大な変化」を経験しており、そのような中で、現在、新しく、より公正で安全な世界秩序の基盤が築かれていると強調した。
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