日本 上半期の貿易赤字が過去最大 対ロシアでも貿易赤字に

日本の2022年上半期における貿易統計は、輸出から輸入を差し引いた貿易収支が約7兆9000億円の赤字となり、半年間の数値としては過去最大の赤字額となった。
この記事をSputnikで読む
財務省が21日に発表した貿易統計によると、輸出額は約45兆9400億円と前年同期より15.2%増えたが、輸入額は37.9%増と大幅に増え、約53兆8600億円だった。「ロシアによるウクライナでの特別軍事作戦」の影響を受けて、原油や石炭などの資源価格が高騰した他、円安の進行で輸入額がより大きく膨らんだ。
再編「サハリン1・2」をめぐる状況
日本、サハリン2に出資継続
対ロシアでは輸入額は70.1%増の約1兆840億円、輸出額は29.0%減の約2900億円となった。日本は5月まではロシアから原油を輸入していたが、6月はゼロだった。
一方で、ロシアからの液化天然ガス(LNG)と石炭は前年同月比で輸入額が増えている。6月のロシアからのLNG輸入額は前年同月の2.2倍の約550億円で、輸入量は26.4%増の61万7000トンだった。石炭の輸入量は約6割減となったものの、輸入額は65.3%増の約390億円となった。
関連ニュース
ロシア産石油の価格制限の試みはどんな結末を呼ぶか 米国で予測
中国、ロシア産石油の価格上限設定についてコメント
コメント