カナダのサスカチュワン大学とサイモン・フレーザー大学の研究者らは今回、温室効果ガスを「食べる」シネコシスティス属のバクテリアを発見した。このバクテリアは生態系に悪影響を与え、気候変動に関係する二酸化炭素の排出量を削減できる可能性がある。
このバクテリアは、水中に生息して光合成を行う藍藻類。研究の結果、このバクテリアは大気中の二酸化炭素を吸収し、炭素を使って必須栄養素を合成していることが判明した。
研究者らは、今回の発見は、温室効果ガスを削減する新しい産業プロセスの開発に利用できると説明している。
スプートニクは以前、永久凍土の中から発見された微生物が火星の生命探査ミッションに役立つ可能性があるという研究について報じた。
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